福岡県立城南高校野球部OB会
- 山田元春様、千津様、ご寄贈について
去る2012年12月に、2010年に22歳の若さで亡くなられた
城南高校野球部OB(11期)山田元春さんのお母様の千津様から
母校野球部に灯光器やグラウンド備品等をご寄贈いただきました。
今回のご寄贈の経緯ですが
千津様より、元春さんのために貯蓄されていた預金を
青春時代を過ごした城南高校野球部に
ご寄贈したいとのお申し出があり
OB会がその意向を実現させていただきました。
以下、昨年12月に城南高校の視聴覚室で行われました
現役野球部への寄贈式での議事録になります。
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【OB会 石原副会長より】
「貴重な時間をありがとうございました。
夏の大会、勝利おめでとう。
2年生は、すごくいい経験を3年生にさせてもらったと思います。
同じように、次の学年にしてあげられるようにしてください。
今回は、元春くんの幼少期の貯金を寄贈したいというお申し出を
千津様からいただき、投光器を寄贈することになりました。
大事に使ってください。」
(写真:石原副会長)
【山田千津様より】
「今年の夏の大会の2回戦、久しぶりに城南の試合を
観させていただきました。
息子の元春は、勉強はいまいちしていなかったみたいですが
学校行事や部活は頑張っていました。
大学時代も謳歌していました。
私としても、息子の野球部を通じて
沢山の思い出ができましたし、母友もできました。
息子が亡くなってからも、その思い出や母友に支えられ
すごくありがたく思っています。
今回、寄贈をしたいということをOB会にご相談させて
いただいたのですが、すぐに動いてくださって
思いの外、早く届けることができ嬉しく思っています。
進学校なので思うように野球の練習ができないこともあると
思いますが、感謝を忘れずに頑張ってください。」
(写真:山田千津様)
【11期卒業生 高林さんより】
「同期の仲間は必ずいつか亡くなります。
一緒にいる間に、たくさんいい思い出を作ること。
野球部だから、仲間と一緒に練習する。
隣にいる人、投げてくれる人と思い出を作る。
自分たちは2勝目で、自分がサヨナラスクイズを決めて
その時にネクストにいたのが元春でした。
いるだけで心強かった。
いい友達を持ったなと思っています。」
【11期卒業生 中畑さんより】
「元春のこと、想いを押し付けることはしません。
ただ、最終的に勝つということで恩返しをしてほしいと思います。
孔子の言葉で
“敵を知り 己を知らば 百戦危うからず”
というものがあります。
その言葉のように、いつ死んでもいいように
頑張ってほしいと思います。」
【11期卒業生 田川さんより】
「元春は、外面はすごくイケメンでした。
一緒にいたメンバーが、急にいなくなる。
いなくなって初めて、その人の偉大さがわかります。
辛い時に頑張って得る喜びは夏の大会で初めて知ったと思います。
冬頑張って、夏にまたいい報告をしてほしいです。」
(写真:右から高林さん、中畑さん、田川さん)
【林田監督より】
「城南高校の顧問になって7年目になります。
ちなみに、城南高校2期の書道の砥板先生は高校の恩師です。
私にとって城南は1番長い学校であり
初めて監督をさせてもらった学校です。
OBが戻ってきて監督をしてくれる
その土台づくりをしていく必要があると思っています。
監督が代わっても、変わらない野球部作りを。
モノという形でいただきましたが
想いを伝えるということはすごく重要です。
伝えていくのは野球部である選手たち。
まずは、夏の大会、頑張って勝ちたいと思います。」
【大山主将より】
「ありがとうございました。
後輩に想いを伝え
そして夏の大会頑張っていきたいと思います。」
(写真:野球部 大山主将)
(集合写真)
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山田元春さんの想い、また、多くのOBの期待に応えるべく
現役野球部の選手たちには頑張ってほしいと思います。
また、OB会としても
今後、OBと現役野球部との繋がりを少しでも強めることが
できるよう努めていきたいと思います。
以上
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